皆様こんにちは。
今回ご紹介するのは、ブルグミュラーの「アラベスク」です。

ブルグミュラーは、ドイツのレーゲンスブルクで生まれました。彼の家は音楽一家でしたので、幼いころから音楽の教育を受けていました。
ブルグミュラーの作品の多くは、教育的な目的で作曲されました。代表作には、「25の練習曲 Op.100」などがあります。
また、彼はフランスに移住、パリで音楽教師として活動し、ピアノ教育に貢献しました。

この曲は、先に紹介した「25の練習曲 Op.100」の中に含まれています。
比較的短い曲で、アマチュアピアニストにとっても演奏しやすい構造となっております。
また、練習曲の一つですので、初級~中級のピアニストに向けて作曲されました。スキルの向上と音楽の感覚を磨くことができます。
練習曲と聞くとつまらなく感じるかもしれませんが、この曲は同じ旋律を繰り返し使用していくので、耳にも残りやすいですね。
この作品はブルグミュラーの曲の中でも特に人気があり、現代も多くのピアノ講師がレッスンで使用しています。

ピアノを弾くにあたって、指の使い方は重要です。「アラベスク」は、指の使い方を練習するのに向いています。
右手で奏でる旋律は音階を上るような動き、左手も単音で動いています。
和音をゆったり奏でるというよりは、それぞれの指が常に動いているような状態ですので、指の動きを向上させるのに役立ちます。
また、曲の中には静かな音と大きな音で演奏する、音量変化を楽しめる部分もあります。これにより、音楽の表現力を高めることも期待できます。
さらに、「アラベスク」には独特のリズムが含まれています。鍵盤をはじくタイミングとリズムを崩さないよう正解に演奏する技術が求められます。
シンプルな曲ですが、非常に多くのことを学べますね、まさにピアノ演奏の教育にぴったりです。

ピアノを始めたばかりだけど、なにからやればいいかわからないという方は、
ぜひブルグミュラーの曲を参考にしてみてはいかがでしょうか。
ピアノの演奏レベルがアップするかもしれません。

カテゴリー: 音楽のマナビ

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